【番外編】OB様宅 子供生活探訪記(2)
子供部屋訪問記の第2回目は、大津市のN様宅。
こちらは、無印良品の家で建てたお住まいですが、2人の子供たちの部屋をそれぞれに与えるのではなく、大きな部屋を稼働間仕切りで仕切ってわける方式にしたいという要望に従って計画しました。
2つの部屋として使うのは、おそらく中学か高校に進学する頃だろうという見立てで住み始めました。
先日訪問した時の話ですが、すでにお二人とも中学生となっていたので、たぶん仕切っているのだろうと予想していましたが、その予想は裏切られ広い部屋のまま。
母親に聞けば、「2階もなかなか居心地がいいので、夜くつろぐ時も夫婦ここにいる」とのことでした。
部屋には持ち込まれた小さなテレビと冷蔵庫が置かれ、なんとも居心地のよさそうなエリアが。
子供さんの事が心配でしたが、「子供が寝る時まで居ます。宿題や勉強には邪魔にはならないようだし、分からないことを質問できるからかえっていいみたいです。勉強内容の話をするときも結構多いですよ。」とのこと。
稼働間仕切りを設置した大きな部屋が多目的に使われている有様は、ふすまで仕切る続き間を彷彿とさせます。
日本人のDNAの影響でしょうか。
住まいの計画において、ここは何の部屋というふうに機能を指定しないことが、個性的で面白い住み方ができる秘訣だと、改めて感じた次第です。