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【番外編】OB様宅 子供生活探訪記(3)

子供部屋訪問記も第3回目となりました。

今回は、近江八幡で注文住宅を建てたY様のお宅です。

当初から子供は自室にこもらせないという主義のご夫婦でしたので、リビングの一角に子供専用のコーナーを作りました。

計画時の打ち合わせで悩んだのが、棚や机をはじめから造作家具で作るかどうか。結局作らないことにしました。当時の図面を見ると、点線で机や棚の置く場所を指定しています。子供エリアにそれなりの面積を確保するためどうしても家具の寸法線も入れておかないと大人は安心できないからです。

ところが、

小学4年生のN君のエリアを先日見た時には、ただただ参った次第。

彼は、段ボールで自分の「自宅」をそこに作っていたからです。それも見事な出来栄えで、入り口や窓に加え、自分の背丈に合わせた屋根もある本格的なもの。壁には学校で描いた絵やら漫画のスケッチやらを貼っています。彼の自宅の中は、彼の持ち物の中から厳選されたお気に入りのアイテムやら漫画やらが整然と自作の棚に並び、勉強用の机もしっかりと配置されていました。

自分の子供部屋ではなくてリビングの一角だから、両親からも褒められたり、両親に意見を求めたりといったコミュニケーションも生まれやすい気がします。

大人の都合で作りこまずに、大人は小さな場所を与えてあげるだけでよく、後は子供が自ら探求し表現するのだなと勉強させられました。