Top  >  STAFF BLOG  >   空き家問題の研修会

空き家問題の研修会

所属している(公社)滋賀県宅地建物取引業協会の研修会へ行ってきました。

今回は、「空き家・空き室問題と社会的弱者支援活動への取り組みについて」と「改正税制について」でした。
(改正税制については、大きなものがなかったので割愛します)

前者の講師は、(一社)岡山県宅地建物取引業協会理事 阪井土地開発㈱ 代表取締役 阪井ひとみ様で、
自社が地域で行っている事例映像をもとにしたわかりやすいものでした。

内容は、繊維業と卸売業の衰退とともに活気を失い衰退していた問屋町を、再び活気が戻る町にした取り組み。
社会的弱者の生活を支援するにあたり関係各所や行政とのあり方、大家さんへ緊急時の連絡機関への指導等など。

例えば、長期入院していた方が退院されたが社会生活に戻るには経過観察が必要な場合。
病院に近い場所で一棟アパートを病院に借りてもらい、空駐車スペースを先生に借りてもらい異変があれば診てもらえるような環境つくり。
大家さんには、緊急時に連絡する関係機関指導など。

地域に見合ったゾーニングを積み重ねた結果、専門学校が出来き若者が増え、更に若者が住むことにより空家(以前の社員寮)を学生寮として再生したりしているとのことでした。

近年、高齢化が進み同様にシャッター商店街が増えたりと様々な変化がありますが、地域と人が共によりよく生活するための住まいのあり方について考えさせられる講義でした。