Top  >  STAFF BLOG  >   中秋の名月は見えないけれど

STAFF BLOG

2018.09.25

中秋の名月は見えないけれど

3連休の最終日9月24日は中秋の名月。

湖上月見のお誘いを受けていたので参加することに。

頂きもののカヤックで参加したのですが、漕ぎ方も艇自体の性能や使い方も知らず、

ただ夜の琵琶湖という神秘的な感覚と、車に船を積んで遊ぶという大人な感じに魅かれたのでした。

 

琵琶湖大橋の※プラザに集合時間30分前に到着。

もう湖岸には何艘もカヤックが並んでます。

見回すと皆さん結構本格的。私はというと、先ほどまでお客様と打ち合わせしてたYシャツにパンツ。

革靴は似つかわしくないとおもい運動靴。ひとり浮いた感が。

 

はじめましてのご挨拶もそこそこにすぐに離岸。

すぐに気が付いたことが一つ。

私の艇は推進力が弱い。(初心者のせいだと言われましたが、どう見ても艇の形が違うように感じる)

体力的には負ける気がしない人たちに全くついて行けず。ドンドン引き離され・・・。

息はあがり腕はパンパン。肩に乳酸がたまり腕が上がらない。

子供のころ以来の置いてけぼり気分。

なぜパドルはねじれているのか。

真っ暗の中右手で水をつかむと左手は水をつかむ角度にあらず。

その逆もしかり。左利きの私は頑張れば頑張る程右に曲がって集団から離れてゆく。

 

それでも目的の浮御堂には到着。

周辺をぐるぐる回りながら月が出るのを待ちますがその兆しはない。

 

しばらくすると集団は帰ってゆく様子。

私も置いてけぼりにならないよう全力で漕ぐ。

バチャバチャするのですがドンドン離され、

腕は筋トレと有酸素運動を同時に行なってるかの如く他人の腕のように感覚が無くなってゆく。

 

バチャバチャしたせいでズボンも靴もそのまま泳いだくらいビショビショに。

どこを向いてるかわけがわからなくなってきたので額に付けたヘッドランプをスイッチON。

なんと、私は水たまりに座っているではないですか。

 

すべてに諦めはじめ、一生懸命漕ぐのも止め周りを見渡した時、

普段の丘からの景色とは全く違う世界、静寂。

耳を澄ますと艇にあたる小波の音。水のにおい。

下から見上げる家々の灯り。

 

なかなか良いかも。

少しカヤックについて勉強しよう。

と思うのでした。